自律神経失調症で死にかけた話

約1ヶ月間、原因不明の失神、動悸、目眩、吐き気に悩まされ死を覚悟した話です。

まえがき

ブログ作ったし毎日投稿するぞ!と思った矢先、盛大に体調を崩しました…

このブログはポートフォリオを兼ねたかったので、あまり後ろ向きなことや個人的な日記を書くつもりはなかったのですが、コロナ禍でリモートワークが増えてきた昨今、同じ悩みを抱えている方もいらっしゃると思うので記録として残そうと思います。

突然の失神から全てが始まった

2ヶ月ほど前のこと。
その日は1日中家にこもっていたせいか寝付きが悪く、座椅子に移動して深夜3時頃までスマホをいじっていました。

すると、突然の腹痛ーー
慌ててトイレに駆け込むと、今度は猛烈な吐き気と血の気が引く目眩。
これは横にならないとまずいと思い、急いでベッドに向かったのですが、ベッドの手前で目の前が真っ暗になって失神しました。

幸い数分も経たないうちに意識は回復し、その日は多少の気だるさを感じつつも眠りについたのでした。

その失神は"血管迷走神経反射"

特に風邪を引いていた訳でもないのに急に失神に至ったため、Google力をフル活用して原因を調べました。
そして辿り着いたのが"血管迷走神経反射"というワード。

血管迷走神経反射性失神は、迷走神経反射の過剰のために徐脈と脳血流不足を来たし意識を失う発作である。 迷走神経 - Wikipedia

その特徴を列挙すると、

  • 精神的ストレス、排泄等々の刺激によって神経が過剰に反応し、脳に血液が回らなくなって起こる
  • 失神の中では最もメジャーで後遺症も滅多にない
  • 自律神経が乱れていると起こりやすい(自分の体を上手くコントロール出来ていない状態)

とのこと。

今までの人生を思い返すと、"ただの貧血"だと思いこんでいただけで何度か経験があることに気付きました。

  • 高校時代、熱があることに気付かずダイソーで動けなくなったとき
  • 5年前、ビリヤードのやりすぎで眠れないほど手首が腫れたとき

今回はとりたてて刺激があったわけではないものの、確かに生活リズムは乱れがちだったので、
「健康的な生活を意識すればきっと大丈夫だろう」ぐらいに思っていました。

負の連鎖のきっかけ

PS5の抽選が全く当たらないのも一因では???
PS5の抽選が全く当たらないのも一因では???

急な失神から1ヶ月たったある日、彼女と食事に出掛けていました。
記念日だったこともあって1杯だけ梅酒を頼んだのですが、2cmほど飲んだあたりで急に気持ちが悪くなってその場で失神。
元々お酒が弱い体質ではあるのですが、そんな少量で気分が悪くなったのは初めての経験でした。

周りのお客さんのざわめき、慌てて駆け寄る店員さん、心配と怖さが交じる彼女の顔、そして例の如く数分で回復する自分…

すぐに会計を済ませて店を出たのですが、彼女への申し訳無さと恥ずかしさで完全にトラウマとなってしまったのです。

健康的な生活は精神から

2度目の失神からは本当に加速度的に体調が悪化していきました。
まずは座っていても目眩を感じる様になり、休憩を入れて横にならないと仕事もままならない状態にーー

更に1ヶ月後、外食中にまたも失神しかけることがあり、その後は酷い動悸と食後の吐き気も感じるようになりました。

後から知ったことですが、原因の大半はストレスでした。

最初の失神が起こる前まではむしろ精神状態が良かったのですが、2度の失神によって完全にトラウマになってしまい、糖尿病などの他の病気も疑い始めて拍車を掛け、結果的に失神グセに結びついてしまった様です。

治療後の経過

こんな経緯で先日病院に駆け込みまして、自律神経失調症の診断を受けました。
動悸、目眩、吐き気、失神は自律神経失調症の典型的な症状で、最近増えているそうです。

クロチアゼバムという抗不安剤を処方して頂いたので服用していますが、飲み始めた初日から効果を感じています。
かなり酷い状態まで放置してしまったので完治にはまだ数日かかるかもしれませんが、はっきりと原因が分かったことがストレス軽減に繋がった様で経過はとても良好です。

あとがき

失神を恐れずに生活するのは絶対に不可能なので、もし同じ症状の方がいたらすぐに心療内科に行って下さい。

ということを伝えたいがための記事でした!!!

一時は確実に入院コースだ…と思ったぐらい辛かったので、一時的な症状だということが分かって本当に良かったです…
病院に行ったのはほんの数日前なので、まだ普通の生活の有り難みを感じまくっています。

付き添い無しでは病院にも行けなかったので、引っ越したてで誰にも頼れない中、支えてくれた彼女にも本当に感謝しています。

君こそ理想の人だ。自分がいかに幸運な人間か、僕は毎日実感している。(オライリーの謝辞の真似)